転職を考えているけど、どの転職エージェントを利用すればいいのか悩んでいませんか?転職は人生を左右する重要な決断。不安や悩みがつきものです。
私自身も転職を経験しましたし、人事として採用活動をしていたこともあるので、転職エージェント選びに悩む気持ちはよくわかります。世の中には約17,000のエージェントがあるので本当に悩みますよね。
本記事では、転職のプロとして人事で採用側として面接官を務めた経験と、自分でも転職活動をした経験を活かし、リクルートエージェントの特徴とメリット・デメリット、そして利用するための5つのコツを分かりやすく解説します。
この記事を読むことで、リクルートエージェントがあなたにピッタリのエージェントかどうかがわかります。転職活動で時間を無駄にしないために、ぜひ最後まで読んでください。
求人数・転職支援実績No.1
【使う前に知りたい】リクルートエージェントの5つのデメリット
まずはリクルートエージェントを使うデメリットを理解しておきましょう。
連絡が多くてメールがたまる
リクルートエージェントは求人数がとても多いので、大量の求人情報が送られてきます。
メールが溜まり、受信トレイが一杯になってしまうことがあります。メールの整理が苦手な方や、忙しい方にとってはストレスに感じるかもしれません。
メールの整理方法や優先度をつけるなど工夫していく必要があります。
的外れな求人が送られてくる
あなたにピッタリの理想的な求人情報を提供することが転職エージェントの役目です。しかし現実としては、自分の希望とは異なる的はずれな求人が紹介されることがあります。
主に2つの原因が考えられ、1つはキャリアアドバイザーにあなたの求める求人や条件が十分に理解されていないこと。これは再度面談の時間を設定してもらったり、的はずれな求人に対して「何が的はずれなのか」を説明することで改善できます。
もう1つはキャリアアドバイザーが闇雲に送ってきているケース。これはキャリアアドバイザーの質の問題なので、言っても改善できない場合は担当の変更を依頼しましょう。
一方で、的はずれな求人から意外な出会いがあることもあります。実際に私は、それまで全く考えたことがなかった「コンサルティング業」を紹介され、内容が魅力的で最後まで悩んだことを覚えています。
利用期間が3ヶ月と決まっている
リクルートエージェントは利用期間が3ヶ月と設定されています。この理由はエージェントが稼ぐ仕組みに関係しています。
転職エージェントは、転職が成立すると転職先の企業から報酬がもらえる仕組みになっています。そのため、あまりにも長く利用されると収入とコストが合わなくなってしまうのです。(実際多くのエージェントはサポート期間上限があります)
人によっては3ヶ月を気にしすぎて焦ってしまうのが欠点。ただし転職活動はスケジュール的にハードなことなので、3ヶ月以内に終わらせるくらいの気持ちで望むことをオススメします。
ブラック企業を紹介されることもある
リクルートエージェントは、数多くの求人情報を提供しています。その中には、働き方改革が進んでいない、いわゆる“ブラック企業”の求人も含まれる可能性があります。
ただし、これはリクルートエージェントだけの問題ではなく、全ての転職サイトやエージェントが共通して抱える問題。ブラック企業を見極める能力は転職活動においてとても重要です。
第二新卒・既卒・フリーターなど全くの未経験には不向き
リクルートエージェントは業界屈指の求人数を誇る【総合型転職エージェント】のため多くの転職需要をカバーしています。
第二新卒・既卒・フリーターの求人も中にはありますが、第二新卒に特化した【特化型エージェント】にはかないません。またサポートについても特化型エージェントの方が未経験の人の転職ノウハウを多く持っています。
未経験の方にオススメの転職エージェントは「第二新卒」に特化している第二新卒エージェントneoです。
総合型 | 特化型 | |
---|---|---|
主なエージェント | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
総求人数 | ||
志望業界の求人 | ||
選考対策 |
【使ってよかった】リクルートエージェントの5つのメリット
デメリットもありますが、リクルートエージェントには多くのメリットもあります。こちらも理解しておきましょう。
業界No.1の圧倒的な求人数
リクルートエージェントに登録するメリットは何と言っても求人数。公開・非公開合わせて70万件以上の求人数は圧倒的に国内最多です。(※23年7月時点)
少ない選択肢から消去法で選ぶのではなく、多くの求人の中からしっかりと吟味できるのが魅力。一般的に条件が良くライバルが少ない「非公開求人」が多いこともメリットです。
「公開求人」とは企業名が明らかになっている求人情報で、「非公開求人」は担当者が紹介してくれるまでは企業名がわからない求人となります。一般的には「非公開求人」の方がライバルが少ない、大手企業が多い、ハイキャリア求人が多いなどの特徴があります。
企業からの高い信頼にもとづく交渉力
リクルートエージェントは人材最大手「リクルート」が運営しているため、そのブランド力を活かして非常に幅広い業種・職種の求人情報があります。
また1977年の創業以来つちかってきた多くの採用実績があることから企業からの信頼度は抜群。これにより、給与や待遇などの交渉に強いです。少し古いデータですが2011年の調査ではリクルートエージェントを利用して転職した人の6割が年収アップを実現しています。

キャリアアドバイザーの経験値が豊富
リクルートエージェントは転職支援実績No.1※の転職エージェント。つまりそれだけの経験値を積み上げていることを意味します。
キャリアアドバイザーも多くの成功経験を持っていますので、ノウハウを活かしたサポートを受けることが出来ます。求人の紹介だけでなく、職務経歴書の添削や履歴書対策でも力になってくれます。
※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績を自社集計)2022年6月時点
面接が不安な人でも安心のサポート体制
リクルートエージェントは、面接対策にも力を入れています。キャリアアドバイザーにより面接対策のサポートを受けられます。過去の応募者・内定者の事例が蓄積されており、非常に参考になります。
とくに「模擬面接サービス」は、大企業の人事や人材コンサルティング会社で長年経験を積んだ「採用のプロ」が担当してくれて、外部の目でみてもらえるのでオススメ。
また面接力向上セミナーなども開催されており、面接が不安な方でも、これらのサポートを利用すれば自信を持って面接に挑むことができます。
ノウハウがつまった転職支援ツールが充実
リクルートエージェントは「職務経歴書エディター」などの転職支援ツールも充実しています。自動挿入のサンプルを参考に簡単に職務経歴書が作成可能。他にも転職活動のコツ・ノウハウを学べる転職イベント・セミナーも随時開催しています。
求人数・転職支援実績No.1
リクルートエージェントがオススメできる人の特徴 3選
メリット・デメリットを踏まえて、リクルートエージェントは次のような方にオススメです。
転職未経験者
初めて転職活動をする人には、リクルートエージェントが安心でオススメです。初めてだと、転職活動といっても何をしたらいいか分からないものです。
キャリアアドバイザーと面談することで転職活動の流れやポイントを理解するのに役立ちますし、自身の強みや市場価値を客観的に評価してもらえることで、自信を持って転職活動を進めることができます。
リクルートエージェントは転職希望者がまず登録するエージェントと言ってもいいほど定番なので、初めての転職活動の方をサポートすることにも慣れています。
理想の条件の求人を探したい人
リクルートエージェントは、国内でも圧倒的な求人数を保有しています。幅広い職種、業種、待遇、働き方などに対応した求人があり、理想の条件を見つけられるチャンスが多いです。例えば業種でいうと以下のように幅広く網羅しています。
- IT・通信業界
- Web・インターネット業界
- 機械・電気業界
- 化学・素材業界
- 商社
- 物流・運輸業界
- 小売・卸売・サービス業界
- 旅行・エンタメ業界
- マスコミ・広告業界
- 人材業界
- コンサルティング業界
- 金融・保険業界
- 不動産・建設業界
- 医療・医薬業界
- インフラ・官公庁・その他
また、企業からの信頼度と転職ノウハウにもとづく高い交渉力により、あなたの市場価値を最大化してアピールしてくれます。条件面にこだわりたい人は登録して損はありません。
20代~30代の人
リクルートエージェントのメインターゲットは「25歳~35歳」なので、20代~30代の人に合う求人が多く存在します。若手から中堅の方であれば登録しておきたいエージェントとなります。また女性向けやハイクラス(高収入)求人も多いです。
求人数・転職支援実績No.1
リクルートエージェント以外のオススメ転職エージェント
転職エージェントは複数利用すると効果倍増。リクルートエージェント以外のオススメを紹介します。
年代・属性 | オススメ転職エージェント |
---|---|
第二新卒 | 第二新卒特化型の |
20代 | 20代向け求人が豊富な |
30代 | |
40代以降 | 30代より数は減りますが、引き続き |
ハイキャリア 高年収 | ハイキャリアを狙うのであれば「ビズリーチ」や、800万以上の求人を多数揃える「リクルートダイレクトスカウト」がオススメ。 |
IT・WEB業界 | IT・Web業界希望であれば業界特化の |
女性 | 女性の転職に特化したチームを編成している「マイナビエージェント女性の転職」
![]() |
既卒・フリーター | 第二新卒・フリーターの就職・転職支援に特化した転職エージェント |
オススメ転職エージェントとエージェントの活用法はこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒【徹底解説】転職エージェントおすすめランキング|正しい選び方と成功のコツ
リクルートエージェントを上手に使い倒すためのポイントと注意点
リクルートエージェントにただ登録するだけでは転職活動はうまくいきません。次の5つのポイントを押さえましょう。
自分のスキルや経験、要望は正直に伝える
面談やカウンセリングでは、担当者に対して本音ベースであなたの経験や要望を伝えましょう。過去の職務経験やキャリアの中での成果などを具体的に伝えることが重要で、必要以上に話を盛ってしまうことはNGです。
また、譲れない条件や妥協できる条件も明確に伝えましょう。ここもまずは本音で伝えることが大事です。もちろん市場価値や転職市場の実態からあまりにも乖離していては修正されることもありますが、そこはプロの判断に任せれば大丈夫。
リクルートエージェントのアドバイザーは、あなたの希望を理解して、最適な求人を紹介します。そのため、自分のスキルや経験、希望条件などは正直に伝えることが大切です。これにより、自分に合った求人を紹介してもらうことができます。
スキルの棚卸しや転職軸の設定についてはコチラの記事で詳しく解説しています。
⇒転職で自己分析はなぜ重要?やらないデメリット・失敗しないやり方とポイント(自己分析シート付き)
書類添削、面談対策は必ず活用する
リクルートエージェントでは、書類の添削サービスや面接対策を提供しています。これらは転職成功の鍵となるので、必ず活用しましょう。プロのアドバイザーからアドバイスをもらうことで、自己PRや志望動機を企業の採用担当に刺さるものにしましょう。
希望と合わない求人は、なぜ合わないか伝える
紹介された求人情報の中で、自分に合わないと感じるものがあった場合は、その理由を転職エージェントに伝えましょう。求人が合わない理由を明確に伝えることで、アンマッチを減らすことができます。

自分の転職軸の言語化にも繋がるので一石二鳥です。
ビジネスマナーある対応をする
転職エージェントの担当者は、あなたの転職活動をサポートするパートナーです。良好な関係を築き、信頼関係を深めましょう。
相手も人間です。転職支援したくなるようなマナーのある人かどうかは実は重要で、あまりにも「お客様」な態度では良いサポートは受けられません。
転職エージェントの本音がわかる動画も参考にしてください。
担当者がいまいちなら事務局に連絡する
転職エージェントの担当者との相性が合わない場合は、遠慮せずに変更を依頼しましょう。キャリアアドバイザーの質は転職活動の成否に大きく影響します。
担当者の変更は「事務局」に連絡すれば済むので、キャリアアドバイザー本人に伝えにくいという人でも大丈夫です。
今すぐ登録したい方はコチラから↓
求人数・転職支援実績No.1
【無料】リクルートエージェント利用の流れ
最後にリクルートエージェントを利用する際の流れについて解説します。
会員登録
まずは「リクルートエージェント」の公式ウェブサイトから無料で会員登録をします。登録には、氏名や連絡先、希望条件などの基本情報を入力する必要があります。
登録時には、自己PRや志望動機なども記入することが求められますが、あとから編集することも可能なので最初は薄い内容でも大丈夫です。
キャリアアドバイザーと面談
登録後、転職エージェントのキャリアアドバイザー(担当者)と面談を行います。面談では、あなたのキャリアやスキル、希望条件などについて詳しく話し合います。
担当者はこの面談をもとにあなたに合った求人を探すため、重要なステップとなります。内容を変に盛ったり、逆に希望条件を控えめに言ったりせず、本音で話すことことがポイントです。
キャリアアドバイザーは採用担当者というわけではないので緊張する必要は全くありません。リラックスして望みましょう。細かなニュアンスを伝えるためにも対面(またはオンライン面談)が理想ですが、忙しければ電話でも大丈夫です。
求人紹介・応募
面談をもとに、キャリアアドバイザーがあなた希望条件や適性に合った求人情報を選んでくれます。求人でわからないことがあったり、もっと知りたいことがあればキャリアアドバイザーに質問しましょう。
求人について、自分の転職軸をベースに内容を吟味して応募しましょう。転職軸って何?って人はこちらを参考にしてください。
面接対策・面接
書類選考、面接に向けて、キャリアアドバイザーに書類の添削や面接対策をしてもらいましょう。
書類選考では、自己PRや職務経歴書の内容を見直し、より魅力的にアピールするためのアドバイスを受けることができますし、面接対策では、面接の流れやよく出る質問、回答のポイントなどを学ぶことができます。
企業の傾向を把握しているキャリアアドバイザーのアドバイスは非常に強力な武器となります。リクルートエージェントのサポートを積極的に活用しましょう。客観的な視点がわかる「模擬面接サービス」もオススメです。
内定・条件交渉
面接が無事に成功すると内定をもらえます。内定先からの採用条件をしっかりと確認しましょう。わからないことは必ずキャリアアドバイザーに確認しましょう。
必要に応じて条件交渉も可能です。どの程度交渉余地があるか、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。
登録はコチラから↓
求人数・転職支援実績No.1
まとめ
本記事では、リクルートエージェントのメリットとデメリット、そして使い方のコツについて詳しく解説しました。
圧倒的な求人数と長年つちかった転職ノウハウ、また強力なサポート体制がリクルートエージェントの特徴ですが、一方で、メールが溜まる、キャリアアドバイザーの対応に個人差があるなどのデメリットもあります。
それらを理解したうえで、自分のニーズに合わせて活用していきましょう。転職は一人で悩むものではありません。リクルートエージェントなどの転職エージェントを上手に活用し、あなたの転職活動を成功へと導いてください。
リクルートエージェント | |
---|---|
![]() | |
運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 414,066件 (23/7/15時点) |
非公開求人数 | 305,702件 (23/7/15時点) |
勤務地 | 国内全国+海外 |
利用料 | 無料 |
転職成功したいなら絶対登録しておきたいエージェント
![]() リクルートエージェント | 70万件以上の圧倒的な求人数(23年7月時点) 「リクルート」運営による企業からの信頼 初めて転職活動をする人に特にオススメ | 無料登録 |
![]() doda(デューダ) | 転職サイトと転職エージェントを1サイトで使える 24万件以上の豊富な求人数(23年7月時点) 年収査定・キャリアタイプ診断などのツール充実 | 無料登録 |
![]() マイナビエージェント | 20代~30代・第二新卒の転職にとても強い IT・メーカーの求人には特に強みがある サポートの利用期限がないのでじっくり派も安心 | 無料登録 |
![]() ビズリーチ | 国内最大級のハイクラス向け転職サイト 企業やヘッドハンターから「スカウト」がくる 高年収を狙いたい人は登録必須の転職サイト | 無料登録 |
![]() ギークリー | IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント 待遇・成長性・将来性を求めるなら「IT業界」 マッチング応募した場合の書類通過率は2.6倍 | 無料登録 |