- 転職エージェントっていっぱいあるけど結局どれがいいの?
- 無料だって聞いたけど、本当に信頼していいの?
- 登録してみたけど、具体的に何をすればいいの?
転職には多くのメリットがあります。もっと大きな仕事ができたり、給与が上がって生活が楽になったり、残業が減って家族や趣味の時間が増えたり、人生を変えるキッカケになります。あなたもそれが目的で転職を調べていませんか?
しかし「ネットで調べたけど転職エージェントの数が多すぎて一体どれを選べばいいのかわからない」こんな相談をよくされます。実は転職エージェントには選び方や利用のコツがあります。
私は、34歳で初めての転職を経験しました。1ヶ月半の転職活動で内定を勝ちとり、年収を200万円アップさせることができました。これは良い転職エージェントを選び、100%活用したからだと自信を持って言えます。
この記事の目的は、「転職エージェントの正しい選び方と活用法を理解し、成功率を上げる」ことです。具体的にオススメの転職エージェントも紹介します。
この記事を読むことで、あなたがどのエージェントを選べばよいのか、どのように活用すれば成功に近づくのかわかります。4ヶ月後に新しい人生を手に入れるために、まずは最後まで読んでください。

全国には約17,000もの転職エージェントがあります。ここでは7つに厳選して紹介します
- 転職エージェントには総合型と特化型があり、組み合わせが大事
- 転職エージェントによって特色があり、自分にあったものを選べる
- 迷ったらココを登録しておけば安心の転職エージェントがわかる
- 転職エージェントを利用する10個の具体的な場面がわかる
- キャリアアドバイザーを100%活用して転職を成功させるコツがわかる
転職成功したいなら絶対登録しておきたいエージェント
![]() リクルートエージェント | 70万件以上の圧倒的な求人数(23年7月時点) 「リクルート」運営による企業からの信頼 初めて転職活動をする人に特にオススメ | 無料登録 |
![]() doda(デューダ) | 転職サイトと転職エージェントを1サイトで使える 24万件以上の豊富な求人数(23年7月時点) 年収査定・キャリアタイプ診断などのツール充実 | 無料登録 |
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内定に近づくための転職エージェントの正しい選び方 5選
まずは転職エージェントの正しい選び方を理解しましょう。転職エージェント選びは内定獲得のスピードと可能性を大きく左右します。
総合型と特化型を組み合わせる
転職エージェントは大きく分けて、求人の種類や業界を広範囲にカバーしている「総合型」と、特定の業界や職種に特化した「特化型」の2種類に分かれます。
転職で失敗しないためには総合型と特化型の2つを組み合わせることがオススメです。
総合型はその名の通り、一般的な求人情報から専門的なものまで幅広く扱っています。リクルートエージェントなどの大手人材会社が運営しており、求人も大手企業が多数あります。
これに対して、特化型は特定の業界や職種、または年齢や性別に焦点を絞った求人情報を提供しているので、ある特定の分野の求人情報を大手から中小まで探したい場合に適しています。
また特化型の場合、その属性の求人についての経験値が高いのも魅力。キャリア相談や面接対策などで総合型よりも強みがあります。
総合型 | 特化型 | |
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主なエージェント | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
総求人数 | ||
志望業界の求人 | ||
選考対策 |
転職を成功させるためには求人情報の幅も深さも重要ですので、両方のタイプを上手に組み合わせましょう。
保有求人数、とくに非公開求人が多いエージェントを選ぶ
求人数は転職エージェントの重要な評価基準です。エージェントが保有する求人数が多ければ多いほど、選択肢が広がります。
とくに転職エージェントの大きな魅力の一つが、企業から転職エージェントだけに直接依頼される「非公開求人」に応募ができること。非公開求人とは、企業が自社の採用サイトなどでは募集をかけないで、エージェントだけに情報を開示している求人のことを指します。
「公開求人」とは企業名が明らかになっている求人情報で、「非公開求人」は担当者が紹介してくれるまでは企業名がわからない求人となります。一般的には「非公開求人」の方がライバルが少ない、大手企業が多い、ハイキャリア求人が多いなどの特徴があります。
多くの非公開求人を持っているエージェントを選ぶことで、より魅力的な求人に出会える可能性が高まります。転職は「ご縁」や「運」とも言われますが、見る求人数を増やすことで「運」も引き寄せることが出来ます。
実績があり信頼できる運営会社を選ぶ
転職エージェントは求職者と企業をつなぐ役割を果たします。採用企業側からの信頼が厚いエージェントを選ぶことは、内定を得るために重要なポイントです。
企業は効率を追求するもの。採用においても効率的に良い人財を確保したいと考えています。過去に実績がある転職エージェントであれば、採用側もクオリティの安心感があり、書類選考のハードルが下がります。
また採用担当者も人間なので、日頃から付き合いのあるエージェントから強く押されると「とりあえず会ってみるか」となるものです。

私も採用担当をしていましたが、良い人材を採用できたエージェントは強く印象に残ってます
転職サポート、支援サービスで選ぶ
転職エージェントは、ただ求人情報を提供するだけでなく、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策、企業との面接日程調整など、一連の転職活動をサポートしてくれます。
また各転職エージェントはそれぞれ独特な転職支援サービスを行っています。次のようなものが一例です。
- 自己分析を助けてくれる診断サービス・ツール
- 履歴書や職務経歴書が簡単に作れる支援ツール
- 市場価値を知るための年収診断サービス
- 1人では対策が難しい面接対策セミナー
- 一度に多くの企業に触れることができる転職フェア
特に初めて転職をする方や、転職活動に自信がない方は、こうしたサポートサービスの充実したエージェントを選ぶと安心です。面接対策や書類作成などは1人ではなかなか難しいものですが、専門家のアドバイスを受けることで内定が近づきます。
自分にあった質の高いエージェントを選ぶ
エージェント選びの最も大切なポイントは、「自分に合ったエージェントを選ぶ」ことです。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、いわば転職の「パートナー」となる存在。パートナー選びは非常に重要です。
良いキャリアアドバイザーかどうかは転職エージェントとの面談で判断することが出来ます。自分の希望を具体的に伝え、悩みや困っていることを伝えた上で、相手の反応を観察しましょう。内容だけでなく話し方、伝え方、話すペースなどから信頼できる人か判断してください。
良いキャリアアドバイザーとの出会いは理想の転職を実現するために必要不可欠。ぜひ色々なキャリアアドバイザーと話してみてください。複数の人と話して比較することで見えてくるものもあります。
失敗しないためのオススメの転職エージェント 7選
転職エージェントは日本に17000も存在すると言われています。ここではその中から特にオススメの7つを紹介します。これらのエージェントは、それぞれ異なる特徴や強みを持っていますので、自分の転職軸に合わせて選んでください。
【総合型1位】リクルートエージェント|圧倒的求人数
リクルートエージェントは、人材業界大手の「リクルート」が運営する転職エージェント。70万件(23年7月時点)を超える圧倒的な求人数は業界ダントツ。転職支援実績もNo.1※で、名実ともに最大手の転職エージェントです。
あらゆる業界、職種、ポジション、地域をカバーしており、ここを登録しない転職活動はありえないというレベルで鉄板です。非公開求人も業界最多。迷ったらまずココを登録しましょう。
1977年の創業以来つちかってきた業界経験と企業からの高い信頼はとても強力な武器となり、企業との高い交渉力をもっています。またそのノウハウをしっかり教育されたキャリアアドバイザーも優秀で各業界に精通しています。
※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績を自社集計)2022年6月時点
提出書類の添削、面接対策、独自に分析した業界・企業情報の提供などの転職サポートも充実。職務経歴書エディターなどのノウハウがつまった転職支援ツールも魅力で、初めての転職活動でも自信を持って取り組むことができます。
求人数・転職支援実績No.1
リクルートエージェント | |
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運営会社 | 株式会社リクルート |
公開求人数 | 414,066件 (23/7/15時点) |
非公開求人数 | 305,702件 (23/7/15時点) |
勤務地 | 国内全国+海外 |
利用料 | 無料 |
【総合型2位】doda(デューダ)|転職サイト機能とツールが充実
dodaは、転職エージェントと転職サイトが一体となったサービスで、非常に使い勝手がいいのが特徴です。
「転職エージェント」は、キャリアアドバイザーがあなたにあった求人情報を紹介してくれます。書類添削や面接対策、企業との面接スケジュールの調整や条件交渉まで手伝ってくれる手厚いサポートが特徴。
一方で「転職サイト」は、WEBサイト上で自分で求人情報を検索して、気になった企業には自分で応募するスタイルです。マイペースにできる反面、選考対策や条件交渉などはすべて自分でやる必要があります。
求人数は約24万件(23/7/15時点)と、リクルートエージェントに次ぐ大きさ。幅広い業界・職種・年齢をカバーしています。大手企業の求人も多く、ホワイト企業や待遇アップを狙うにもオススメ。
年収診断、履歴書作成ツール、転職フェアなど、転職を支援するツールやサービスが豊富なども特徴です。また地方求人も多く、UIターン転職の支援にも積極的。
転職サイトとしての機能も持っているため、今すぐ転職するつもりがなくても情報収集として求人情報を検索する目的でも重宝します。
またdodaはキャリアアドバイザーとLINEでやりとりできるため、メールや電話よりも気軽にスケジュール調整や質問ができます。通勤時間や休憩時間にサクッと転職活動ができるのは嬉しいですね。
転職サイトとしても使える
doda(デューダ) | |
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運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 200,895件 (23/7/15時点) |
非公開求人数 | 38,411件 (23/7/15時点) |
勤務地 | 国内全国+海外 |
利用料 | 無料 |
【総合型3位】マイナビエージェント|20代~30代からの圧倒的支持
マイナビエージェントは、新卒の就活サイトで有名な「マイナビ」が運営する転職エージェント。20代~30代、第二新卒向けの求人に強みをもっています。
業界別の特設サイトがあることも特徴で、特にIT・メーカーの求人に強みがあります。また大手からベンチャーまで幅広い非公開求人も保有しており、幅広くカバーしています。
ターゲット層が若い人であるため、転職支援サービスも充実しており、面接対策やアフターフォローも好評。20代・30代ならまず登録しておいて損はないエージェントです。
転職エージェントによっては利用期間が3ヶ月間などの制限がありますが、マイナビエージェントについては利用期間の制限がないので、焦ることなくしっかり転職に取り組めます。
20代・30代向け求人が豊富
マイナビエージェント | |
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
公開求人数 | 45,851件 (23/7/15時点) |
非公開求人数 | 17,957件 (23/7/15時点) |
勤務地 | 国内全国+海外 |
利用料 | 無料 |
【ハイクラス】ビズリーチ(BIZ REACH)|高年収を狙うなら登録必須
ビズリーチは、株式会社ビズリーチが運営する国内最大級のハイクラス向け転職サイト。年収500万円を超える方向けのサービスで、年収1,000万円以上の求人が3分の1以上※と公表されています(2021年1月時点)
通常の転職エージェントとは異なり、企業やヘッドハンターからの「スカウト」をもとに選考が進んでいきます。WEB上にあなたの履歴書や職務経歴書を登録しておき、それをみたヘッドハンターたちが連絡をしてきます。
スカウトによって自分の市場価値がよくわかる点、基本的には待ちの姿勢でいいので受け身の転職活動ができ、忙しくても取り組みやすいのがメリットです。
大企業や外資企業など、自分では考えてもいなかったような会社からスカウトが来ることもあり、目線を広げることもできます
ビズリーチには「プレミアムステージ」という有料プランが存在します。簡単に言うと「企業との接点を増やす」ことができるわけですが、正直いって無料サービスだけでも全く問題ありません。
「1週間の無料体験」もあるので気になっている方は一度使ってみましょう。
ハイキャリア・高年収を目指すならココ
ビズリーチ | |
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運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
公開求人数 | 87,979件 (23/7/15時点) |
非公開求人数 | 非公開 |
勤務地 | 国内全国+海外 |
利用料 | 無料(一部有料サービスあり) |
【IT・Web】Geekly(ギークリー)|IT特化ならまずココ
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントで、10,000件以上の豊富な実績があります。非公開求人も豊富で、重役級の求人も狙えます。
業界特化のため、キャリアアドバイザーの専門性が高く、IT業界などに転職したいのであれば登録しておきたいエージェントです。一方で地方求人や、IT以外の求人には弱いので注意。
業界トップクラスの求人数から最適な求人を紹介してもらえるので、マッチングにより応募した場合の書類通過率は2.6倍、81%が年収アップしているというデータがあります(公式サイトより)
求人情報の提供や面接のスケジュール決定が一般的なエージェントより早く、人によっては急かされていると感じることもあります。早く転職して新しい生活を手に入れたいのか、じっくり決めたいのか担当者にはしっかり伝えましょう。
IT・Web業界への転職ならココ
Geekly(ギークリー) | |
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運営会社 | 株式会社Geekly(ギークリー) |
公開求人数 | 20,510件 (23/7/15時点) |
非公開求人数 | 非公開 |
勤務地 | 首都圏、大阪、愛知がメイン |
利用料 | 無料 |
【管理部門】MS-Japan|経理・人事・総務・士業なら外せない
MS-Japan は、管理部門や士業に特化した転職エージェントとして、30年以上の実績があります。主に以下のような職種の優良求人が多数あり、バックオフィス系の方は登録しておくべきです。
- 経理・財務
- 人事・総務
- 法務
- 経営企画
- 内部監査
- 公認会計士
- 弁護士
- 税理士
- 会計事務所・税務スタッフ
各職種を担当するキャリアアドバイザーによる専門性の高さや、求人を出している企業の理解度が高いので選考対策やミスマッチ防止にも強みがあります。
簿記試験合格者向けの個別キャリア相談など職種に特化した相談会やセミナーも常時開催されている他、職種別に職務経歴書サンプルが用意されていたりと転職ノウハウ・サポートが充実。
求人は東京・神奈川・愛知・大阪に集中しているため、都市部で転職したい管理部門の人にオススメ。地方で転職したい人はリクルートエージェントや
dodaがオススメになりますが、専門性が高いのでまずはキャリア相談だけでも受けてみてはいかがでしょう。
管理部門・士業の転職ならココ
MS-Japan | |
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運営会社 | 株式会社MS-Japan(エムエスジャパン) |
公開求人数 | 9,134件 (23/7/15時点) |
非公開求人数 | 非公開 |
勤務地 | 国内全国 |
利用料 | 無料 |
【第二新卒】第二新卒エージェントneo|未経験歓迎の求人多数
第二新卒エージェントneoは、ネオキャリアが運営する転職エージェントで第二新卒・既卒・フリーターなど20代向けの求人に特化しています。
未経験歓迎の求人も多く、就職・転職支援実績22,500人以上、未経験の就職・転職支援実績も10,000人以上と多数の実績を誇ります。
大手転職エージェントでも第二新卒や未経験歓迎の求人はありますが、第二新卒エージェントneoは1人あたりの平均サポート時間が「8時間」と、時間をかけて丁寧に支援してくれるのが特徴。
第二新卒エージェントneoでは、会員登録後に紹介してもらった求人をマイページ上で一覧で確認できます。Webサイト上には多数の体験談も掲載されており、サービス面やマッチング面で満足度が高いのが伺えます。
20代未経験でも安心
第二新卒エージェントneo | |
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運営会社 | 株式会社ネオキャリア |
総求人数 | 約12,000件 (23/7/15時点) |
勤務地 | 国内全国 |
利用料 | 無料 |
何からやればいい?転職エージェント利用の流れ
転職エージェントを利用する際の基本的な流れは以下のようになります。
1. 転職エージェントに登録する
まず最初に、転職エージェントに登録しましょう。登録手続きは、オンライン上で行うことができ、どこも5分あれば完了します。登録には、氏名や連絡先、希望条件などの基本情報を入力する必要があります。
登録時には、自己PRや志望動機なども記入することが求められますが、あとから編集することも可能なので最初は薄い内容でも大丈夫です。
この記事で紹介している転職エージェントはすべて無料で登録できます。

ビズリーチは有料プランがありますが、無料プランで大丈夫です
2. 担当者による面談・カウンセリングを受ける
登録後、転職エージェントのキャリアアドバイザー(担当者)と面談やカウンセリングを行います。面談では、あなたのキャリアやスキル、希望条件などについて詳しく話し合います。
担当者はこの面談をもとにあなたに合った求人を探すため、重要なステップとなります。内容を変に盛ったり、逆に希望条件を控えめに言ったりせず、本音で話すことことがポイントです。
キャリアアドバイザーは採用担当者というわけではないので緊張する必要は全くありません。リラックスして望みましょう。細かなニュアンスを伝えるためにも対面(またはオンライン面談)が理想ですが、忙しければ電話でも大丈夫です。
3. 自分にあった求人を紹介してもらう
面談やカウンセリングをもとに、キャリアアドバイザーがあなた希望条件や適性に合った求人情報を選んでくれます。
求人情報は、転職エージェントのWebサイト上のマイページやメールで受け取ります。求人でわからないことがあったり、もっと知りたいことがあればキャリアアドバイザーに質問しましょう。
求人について、自分の転職軸をベースに内容を吟味しましょう。転職軸って何?って人はこちらを参考にしてください。
4. 気になる求人に応募する
紹介された求人情報の中から気になる求人があれば、応募しましょう。応募方法や必要書類は、転職エージェントの指示に従って進めてください。
応募時には、自己PRや職務経歴書などのアピールポイントを十分に伝えることが重要です。

何でもかんでも応募すると忙しすぎてパンクする可能性があります。しっかり吟味しましょう。
5. 書類選考・面接対策をしてもらう
書類選考、面接に向けて、しっかりした転職エージェントの場合はキャリアアドバイザーが書類の添削や面接対策をしてくれます。
書類選考では、自己PRや職務経歴書の内容を見直し、より魅力的にアピールするためのアドバイスを受けることができますし、面接対策では、面接の流れやよく出る質問、回答のポイントなどを学ぶことができます。
企業の傾向を把握しているキャリアアドバイザーのアドバイスは非常に強力な武器となります。転職エージェントのサポートを積極的に活用しましょう。

私はとあるエージェントから「Amazon選考対策」というA4二枚の解説書を受け取ったことがあります。
6. 日程調整をして、面接を受ける
面接の日程調整もエージェントが行ってくれます。あなたの都合と企業の都合を調整し、スムーズに面接日程を設定します。
転職サイトや企業の採用ページから直接応募すると、この日程調整がなかなか面倒くさいので、非常にありがたいサポートです。選考のキャンセルなどもエージェントが伝えてくれます。
7. 内定と条件交渉をしてもらう
無事に内定が出ると、転職エージェントを通じて条件交渉を進めることができます。内定の内容や条件について、担当者と相談しながら進めましょう。
転職エージェントは、交渉力や経験を活かして、最高の待遇を獲得できるように努力してくれます。リクルートエージェント
など実績が多い企業はこういった交渉時にはとても頼りになります。
8. 退職に関するアドバイスをもらう
内定が出た後は、退職手続きに入ります。このときも、退職に関するアドバイスを転職エージェントから受けることができます。退職に関する手続きや注意点、円満な退職をするためのアドバイスなどを提供してくれます。

「退職ガイド」のような解説書をくれるエージェントもあります!
9. 転職先の採用担当者に繋いでもらう
最後に、エージェントはあなたと転職先の採用担当者を繋げ、転職の最終段階をサポートします。ここからは転職先と直接会話していくことになります。
10. 退職・入社する
全ての手続きが終了したら、現職を退職し、新たな職場に入社します。これで転職活動は終了です。しかし、その後も何か問題があればエージェントに相談することができます。
転職エージェントを上手に活用する7つのコツ
ここからは、転職エージェントを上手に活用するための7つのコツを紹介します。転職で失敗しないためにはエージェントのノウハウをフルに活用することが重要です。
面談前に自己分析と転職軸を決めておく
転職エージェントとの面談やカウンセリングの前に、自己分析と転職軸をしっかりと決めておきましょう。自身の強みやスキル、希望条件などを明確にすることで、より具体的なアドバイスや自分に合った求人情報を得ることができます。
よく「自分に合わない求人を紹介された」という悪い口コミがありますが、そもそも伝え方に問題があると当然ズレた案内になってしまいます。自分の希望に沿ったサポートを受けるためにも、事前の準備が大切です。
自己分析や転職軸についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
担当者には本音で経験や要望をつたえる
面談やカウンセリングでは、担当者に対して本音ベースであなたの経験や要望を伝えましょう。過去の職務経験やキャリアの中での成果などを具体的に伝えることが重要で、必要以上に話を盛ってしまうことはNGです。
自信がないなら真実を伝えて、「どう伝えるのが効果的ですか?」と率直に聞いてみるのもオススメ。私もそれでエピソードをうまくアピールできるようになりました。
また、譲れない条件や妥協できる条件も明確に伝えましょう。ここもまずは本音で伝えることが大事です。もちろん市場価値や転職市場の実態からあまりにも乖離していては修正されることもありますが、そこはプロの判断に任せれば大丈夫。
まずは自分の最大値を伝えて、落とし所を探りましょう。

担当者によっても意見が分かれるので複数の意見を聞くのがオススメです。
担当者はパートナーと認識する
転職エージェントの担当者は、あなたの転職活動をサポートするパートナーです。良好な関係を築き、信頼関係を深めましょう。
相手も人間です。転職支援したくなるようなマナーのある人かどうかは実は重要で、あまりにも「お客様」な態度では良いサポートは受けられません。
転職エージェントの本音がわかる動画も参考にしてください。
合わない担当者は遠慮せずに変更を依頼する
転職エージェントの担当者との相性が合わない場合は、遠慮せずに変更を依頼しましょう。キャリアアドバイザーの質は転職活動の成否に大きく影響します。
担当者の変更は「事務局」に連絡すれば済むので、キャリアアドバイザー本人に伝えにくいという人でも大丈夫です。
合わない求人は合わない原因を伝える
紹介された求人情報の中で、自分に合わないと感じるものがあった場合は、その理由を転職エージェントに伝えましょう。求人が合わない理由を明確に伝えることで、アンマッチを減らすことができます。

自分の転職軸の言語化にも繋がるので一石二鳥です。
応募するときはアピールポイントを添える
応募する際には、自分のアピールポイントをしっかりと添えることが大切です。エージェントの担当者も多くの求職者を担当しているため、あなたの全てを理解しているわけではありません。
求人情報と自分のアピールポイントのどこがマッチしているのか、積極的にアピールしましょう。「自分のココを伝えてください!」と、転職活動を自分でリードする気持ちが大切です。
複数のエージェントを利用する
最後に一つのエージェントだけに依存するのではなく、複数のエージェントを利用することをオススメします。最低でも3つは利用した方がいいです。複数のエージェントを利用するメリットとして以下のようなものがあります。
- 紹介してもらえる求人数が増える
- 一部のエージェントにしか渡してない非公開求人もある
- 複数の意見を聞くことでより客観的な市場価値がわかる
- 転職エージェントのツールのいいとこ取りができる
- 何個利用しても無料
1つ注意点として、同じ企業に複数のエージェントから応募することは避けましょう。
転職エージェントを利用するメリット・デメリット 8選
メリット1:非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントを利用する最大のメリットは、非公開求人を知ることができることです。非公開求人とは、企業の採用サイトや転職サイトには公開されていない求人情報のことで、転職エージェントを通じてのみ応募が可能です。
非公開求人は、Web上で広く募集されている公開求人よりも競争率が低い傾向にあり、条件も良い傾向にあります。

ライバル企業に戦略がバレないために「非公開」で募集しています。
メリット2:自分の強みや市場価値が客観的にわかる
転職エージェントは、あなたの強みや市場価値を客観的に評価してくれます。あなたの経歴やスキルから、どこが転職市場で強みになって、どのくらいのポジションや待遇を狙えるのかがわかります。
自分で客観的に判断するのは非常に難しいので、多くの転職実績や求人情報を持つエージェントならではの強みです。
複数のエージェントを利用することでより正確に自分の市場価値がわかります。
メリット3:書類添削・面接対策を受けることができる
転職エージェントは、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策など、転職活動をトータルでサポートしてくれます。エージェントによっては転職セミナーなども頻繁に開催しており、初めての転職でも安心して取り組めます。
個人的には企業ごとの対策にとても感謝していて、企業と深い付き合いができている担当者のアドバイスはとても参考になります。「この会社では〇〇について必ず聞かれます」「志望動機で〇〇をアピールするのはやめた方がいい」など、企業による特色を教えてくれます。
メリット4:日程調整・条件調整をしてくれる
転職エージェントは、面接日程の調整や条件交渉を行ってくれます。求人企業との日程を調整してくれるので、忙しいスケジュールの中でも効率的に面接を進めることができます。
待遇などの交渉も、経験豊富な担当者があなたの希望をもとに交渉を行ってくれます。

私の担当者は、選考段階序盤から希望条件を自然に伝えることで良い条件を引き出してくれたようです。
メリット5:退職に関するアドバイスをもらえる
退職は転職活動において大きな悩みですよね。転職エージェントは、退職に関するアドバイスやサポートも提供してくれます。退職手続きや引継ぎ業務の方法、円満な退職をするためのアドバイスなどを受けることができます。
デメリット1:担当者にムラがある
転職エージェントにはデメリットもあります。1つ目のデメリットとして、担当者にムラがあることが挙げられます。担当者の経験やスキルには個人差があり、求人のマッチ度やアドバイスの質は担当者にある程度依存してしまいます。
もちろんエージェントはキャリアアドバイザーの教育やキャリアコンサルタント資格取得などの質向上も進めていますが、最後はどうしても人の問題が残ってしまうのが事実です。

相性が全然合わないなら担当者変更を依頼しましょう!
デメリット2:転職する気がないと相手にされない
いやらしい話ですが、転職エージェントもビジネスとしてやっています。転職が成立すると転職先の企業から報酬がもらえる仕組みになっています。
そのため転職する気がないと判断されると、エージェントとしては報酬がもらえないので、積極的なサポートは受けにくくなります。事実リクルートエージェント などは転職支援期間を3ヶ月に設定することで、そういったリスクを減らしています。
転職エージェントは「あまり転職する気がない」と思っていても活用して問題ありません。ただしこういった事情があるので、「良い案件があれば3ヶ月程度で転職する予定」というように伝えましょう。
デメリット3:中長期のキャリア目線はほとんどない
先程も説明したとおり、転職エージェントは採用が成立した場合に報酬を得るビジネスモデルです。そのため、中長期的なキャリア目線やキャリアプランニングについては難しい。「正直どうでもいい」が本音と思ってください。
もちろんそんなことは絶対言わないですし、純粋にキャリア支援をしたい人もいるでしょうが、ビジネスモデル上そこは割り切りが必要です。
中長期のキャリアを相談したいなら【きづく。転職相談】 のようなキャリアコーチングなどのサービスがオススメ。
転職エージェントの利用がオススメできる人
次に当てはまる方は転職エージェントの利用が特にオススメです。
初めて転職活動する人
初めて転職活動をする人には、転職エージェントの利用が特にオススメです。初めてだと、転職活動といっても何をしたらいいか分からないものです。
キャリアアドバイザーと面談することで転職活動の流れやポイントを理解するのに役立ちますし、自身の強みや市場価値を客観的に評価してもらえることで、自信を持って転職活動を進めることができます。
転職できる自信がない人
転職できる自信がない人も、転職エージェントの利用がオススメです。
実は転職する人の95%は転職に不安を抱えています。転職エージェントは、あなたの強みや魅力を客観的に評価してくれて、思わぬ自信に繋がったり、しっかりと面接対策をすることで自信をつけることができます。
自信がない人が今日からできる対策法はこちらで詳しく解説しています。
自己分析が苦手な人
自己分析は転職活動の重要なステップですが、一人で行うのはなかなか難しいものです。「客観的に見よう」と口では言っても自分やるのは難しいですね。エージェントは、あなたのスキルや経験を客観的に評価し、市場価値を提示してくれます。
自己分析はゴールがないので自分でやるといつまでも先延ばしにしてしまいがち、そういう意味でも他人に頼ってゴールを決めてしまうことはオススメ。自己分析についてはこちらの記事でも解説しています。
面接が不安な人
面接が不安な人にとっても、転職エージェントの利用は非常に有益です。
転職エージェントは面接対策を行っており、一般的な面接の流れやよく出る質問、回答のポイントなどを指導してくれるのはもちろんですが、それぞれの企業の傾向に合わせた対策もアドバイスしてくれます。
通常、面接後にはキャリアアドバイザーと面談や電話をするのですが、キャリアアドバイザーはそこで面接の雰囲気や質問内容を聞いて、次回以降の面接に役立てていきます。このノウハウが蓄積されているのがエージェント利用の強みです。

応募者が多い会社ほどエージェントには山のようなノウハウが貯まっています。
年収を上げたい人
年収を上げたいなら転職エージェントの利用は必須と私は考えています。転職エージェントは市場動向や求人情報を把握しており、あなたの市場価値を最大限に活かした求人を提案してくれます。
また条件を提示するやり方や交渉も、企業に合わせてうまいタイミングでやってくれるので、自分でやるよりも成功率が高いでしょう。自分で上手に交渉できる場面、想像できますか?
初めての転職で年収アップを狙うコツはこちらの記事で徹底解説してます。
転職エージェントに関する「よくある質問」
- 無料で利用できるのはなぜ?怪しくないの?
- 転職エージェントは、求人企業から報酬を得ることによって運営されています。求人企業が採用に成功した場合に、転職エージェントに対して報酬が支払われる仕組みです。
転職エージェントが無料で利用できるのは、あくまでビジネスモデル上の仕組みであり、怪しいものではありません。
キャリアアドバイザーはあなたが内定をもらうことで報酬がもらえるため、自分のことのように真剣に内定を取るために悩んでくれます
- まだ転職する気はないけど登録してもいいの?
- 転職エージェントに登録するタイミングは完全に自由。転職する気がない場合でも、将来のキャリアパスや市場価値の把握、情報収集などの目的で登録することは可能ですし、実際そういう人も多いです。
転職エージェントに登録することで、あなたのキャリアや待遇についてプロの客観的な意見を聞くことができます。今転職活動すべきタイミングなのかも本音で相談できますので気軽に面談をしてみましょう。
関連記事はこちら
⇒【迷ってる人必見】今すぐ転職すべき7つのサインと転職しないほうがいい人の特徴5選
- 転職エージェントは信用できないと聞いたけど本当?
- 転職エージェントには、全国17,000も存在すると言われています。当然、中には信頼性の低い業者も存在することがあります。
しかし、一般的に有名な転職エージェントは、信頼性が高く安心して利用できます。少なくともこのブログで紹介しているエージェントは多くの転職支援実績があり、有名企業にも多数入社しています。
- 忙しいし、面談が面倒だけどしないとダメなの?
- 面談は、エージェントがあなたの希望や経験を理解し、適切な求人を紹介するために重要なステップです。
面談ができないとエージェント側はどのようにあなたを支援してよいかわからず、先に進めないため、必ず最初に面談が行われます。
対面が理想ですが、忙しい場合はオンライン面談や電話で済ませることも可能です。私自身、移動中の車の中で面談を何度かしています。
- 複数の転職エージェントを使っていることを言っていい?
- 複数の転職エージェントを利用していることを、他のエージェントに伝えても全く問題ありません。複数利用が当たり前なので相手もそれを前提に動いています。
どこのエージェントか聞かれても隠す必要は特にありません。
注意点としては、複数のエージェントから同じ会社に応募しないようにすること。他のエージェントで進んでいる求人があればしっかりと情報開示しましょう。
- 担当者を変えるのが申し訳ない。どうすればいい?
- 担当者との相性が合わない場合、遠慮せずに担当者の変更を依頼しましょう。転職エージェントは、あなたの転職活動をサポートするために存在しています。我慢することはありません。
担当者の変更依頼は事務局など第三者を通じて行うことができます。連絡先が見当たらない場合は、各エージェントサイトの「お問い合わせ」から連絡しても大丈夫です。
- 転職エージェントの利用をやめたい時はどうすればいい?
- 転職エージェントの利用をやめる場合は、エージェントに連絡して利用終了の意思を伝えましょう。連絡方法や手続きについては、各エージェントによって若干異なりますので担当者に聞くのが早いです。
長い人生において、転職エージェントはまた利用する可能性があります。最後までビジネスマナーを大切に、円満なコミュニケーションを心がけましょう。
この記事のまとめ
転職は人生の大きな転換点であり、その成功は「自分に合った転職エージェントの選択」と「上手な活用」にかかっていると言えます。この記事で紹介した選び方を参考に、あなたにピッタリのエージェントを見つけてください。
どのエージェントに登録するか悩んでいるならまずリクルートエージェント
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またエージェントを利用する際は次の7つのコツを意識してください。何だっけ?という方はぜひもう一度戻って読んでください。どれもあなたの人生に影響を与える重要な項目です。
- 面談前に自己分析と転職軸を決めておく
- 担当者には本音で経験や要望をつたえる
- 担当者はパートナーと認識する
- 合わない担当者は遠慮せずに変更を依頼する
- 合わない求人は合わない原因を伝える
- 応募するときはアピールポイントを添える
- 複数のエージェントを利用する
この記事で紹介しているエージェント以外でも、転職エージェントは山のようにあります。気になるエージェントがあればどんどん調べてみましょう。
この記事があなたの転職の成功に少しでも役立つことを願っています。
具体的な転職の流れや準備についてはこちらの記事で徹底解説してます。
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